紫外線とは、地球に到達する太陽光線のうち、波長が短くエネルギーの高い光のことです。 太陽光線は、大きく3つにわけて、紫外線、赤外線、可視光線があります。
このうち、紫外線の波長は約200nm〜380nm(ナノメーター。1mの10億分の1の長さ)、可視光線が380nm〜760nm、最も長い赤外線が760nm以上です。可視光線は地上に光を、赤外線は熱を送っています。
昆虫は光に向かう習性があります。一般に昆虫が見ることのできる光の領域は、360nmをピークとして300nm(紫外)から600nm(橙)の範囲であり、人が見ることのできる390nm(紫)〜780nm(赤)の可視光線領域とは大きく異なります。昆虫は赤色を見ることはできない代わりに、人が見ることのできない紫外線を見ることができます。人と昆虫では、同じものを見ていても異なる色彩のものとしてとらえます。
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